生命 自然の交流/共同のいとなみ

エクセルギーなLife&Housingラボ(NPO) 自然の循環性に生きる生活と住まい方/営みの提案交流ブログ

豊洲市場廃棄 築地の再生を No6 建築エコノミスト森山構想 トウトウ完成!

【ブログその6】

築地市場 増改築 森山案 完成全体配置図】

 

 

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 そして、ローリング工事、居ながら再生工事のときに、この中心部はいきなりいじらない。なるべく空けておくように計画すればいいのです。

 

円弧の周囲に建て物を並べてみましょう。

こうして見ると、築地は敷地にアクセスするルートが多岐にわたっており、

うまく計画してあげれば、混雑などするはずがないのです。

建築物としては、メイン構造物の部分は既存再生し、壁や屋根をガラスで覆い内部化します。

※ここまでは 建築エコノミスト森山構想の紹介で 次回から これについての解説評論となります.

豊洲市場廃棄 築地の再生を No5築地再生の建築構想案

【ブログその5】

建築エコノミスト森山の 築地市場 改修設計案の検討

 

現在は築地はコア機能の周囲にいろいろな建て物が増殖して大変なことになっている。

しかし、築地のコアユニットだけを取り出してみると、こうです。

この築地コアの機能と役割と重要性については前回までに、みなさん理解していると思います。

 

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ならば、

まずこのコアユニットの増設を考えればいい。

 中心で反転接続してみました。

 

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なんか、イイ!!

生じる、回転運動!

スムーズな通り抜け

そして、横付け

 

この円弧の周囲に卸の大型トレーラーが横付け搬入できれば、

これまでの機能を失うことなく、これまで以上に便利になるのではないでしょうか。

 このロータリー空間を活かすように計画していくのがポイントのようです。

 そうなると、敷地の使い方、配置計画の始まりは以下が正解です。

 

施設の周囲をグルリ回り込めるように配置計画をするのです。

                            」以上 《建築エコノミスト森山》による 築地再生構想の探究です。

 

豊洲市場廃棄 築地の再生を No4建築エコノミスト森山の設計構想 作業流路解析

【ブログその4】

築地市場 増改修;『森山設計構想』を紹介する.

フラクタル図形の造形法を これほど 実際の建築で活かせるとは 驚きである.

それで 詳しく その作図法を紹介する.

※この同サイト記事「⑭」を見てほしい. これも ここに掲載するには 著者の了解が必要である.

★で 私の方で評価したこと, ここはもっとこうした工夫が必要という内容を付記した.

建築エコノミスト森山の行った

現行築地市場の流路解析は 次の通りである;

 

 

【現行築地市場建物図】

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「あの広い築地市場の中で仕入れをしていくときに、自分で荷物を持ち運ぶのは大変です。

そこで!編み出されたのが茶屋の仕組みなのです。

 いってみれば、築地場内の宅配便です。

築地場内を縦横無尽に走り回っているように見えるターレ、

この短距離瞬間お届けシステムを実現しているのです。

 それが、この形状の秘密です。

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ギザギザのクシ場に無造作に車両が止まっているわけではありません。

各自にあてがわれた住所というかゲート、たとえば「新18部」とか、

そこまで迅速に「ターレ」や「ねこ」と呼ばれる車で配送している。

 次々と 」 

 

ここが胆というか、築地の心臓部なのです。

空間のエンジン、ロータリーエンジン

まさに、人体でいう肺における酸素と二酸化炭素のガス交換機能。

もしくは循環ポンプの心室と心房と大動脈。

 

 

 

 

 

【ブログその3】

  作業の流れ図形解析

市場内で 物流を実際にやってみて, 作業の流れ図を解説しておられるが, これが素晴らしい. これを追いかけてみよう;

1000万都民の 毎日の台所を預かる築地の生鮮市場で作業物流の過程と量は 大変なものである.

 
◆A;全国各地から, 海の幸・畑の幸が 莫大な数量にのぼり
   昔は貨車で 現在は車両で持ち込まれる.
その種類個数は 毎日種類○○点, 個総数○○点で, 総計数万点を超えるであろう.
     荷入れ・搬出車の数は 毎日○○車両である.
     仲卸・買い付け人・運搬人等の人間の判断行動は, 数万件となる.
   これが動いて流れているのである.
→◇B;この生鮮魚・野菜を セリ場に運んで,
→◇C;これを競り場で 同種類を一括し並べ, セリを開場する.
→◇D;仕入れ買い付け人は それぞれ自分の欲しいものを各競り場を回って選んで得る.
   →◇E;この買い付けた品物はそれぞれ, 市場カート・ネコで 買い付け人の車両まで運ぶ.
◆F;こうして 自分の車両元まで運ばれた生鮮荷物を 自分の車両に積んで,
   市場を出発して店に帰る.
 

この過程と作業量は, その種類と数量,毎日という頻度をみれば, 動物の各臓器における血液循環と同じである. この売り買いの物流は, 各交換流通の場面で, 人間の選択行動があってなされ, その意図性は,血液循環以上の意識的な主体性が求められた物流交換・転換作業である.

そうなると, この市場の設計は, 作業過程と交換・転換の物流, その最適形状を求めて造形されるフラクタル幾何学が そこには重要な指針となってくる

現稼働中の築地市場における, これを次のように最適化した; セリ場から買い付け車両までの物流変換の核心部分をみよう.

【現況築地市場コアB建物図】

A‐B-C; 円弧形のそれぞれで, 仲卸側は出店し, 買い付け人はそれをセリ落とし・買い付けて回って,

⇒★D-E-F; その買い付けた商品は

     「ターレ」や「ねこ」と呼ばれる運搬車で, 「茶屋」と呼称される買い付け人の車両ゲートに集配される.

   ⇒★【現況築地市場コアC建物図】D-F; この買い付け人車両は, 同時におよそ200ぐらいかの車両が   運航できるように, 駐車ポートをつけた桟橋状になっている.

このような物流の最も合理的な過程と場面構成で設計された 現況築地市場は 成り立っている. コアB図,及び C図両方とも, この造形を 幾何では フラクタル図形といっている.

建築エコノミスト森山は これを見出し,着目したのである.

 【A最悪没図】の設計者は こうしフラクタル図形的な物流・集配・配送の核心を(つかまえていない);

 「築地のことはよく知らない.(知ろうともしない!), 築地に行っても何も見えない(見る目がない.その核心である‘流れの科学’を知っていない・建築に活かせない)計画者たちが, この築地の (物流集配の図形的な)心臓部を摘出;廃棄していた. (そしてこの設計によって)築地が死んだ.

  だから 上手くいかない.(手直し費用もつり上がり), (途中で実行を頓挫させた!)」

ということとして 厳しく指弾(糾弾といってもいい.)している. さらに 厳しく;

はじめから 更地にして(殺してしまった)市場,ゾンビ市場(となったしまった市場建築計画)

  そして,これをそのまま パクった計画, (真剣な研究と検討を)サボった計画が 豊洲市場なのです.」

  ウッウ~ン これは鋭い

豊洲市場建物仕様の「使い勝手が悪い」ということは, いくつかのサイトで指摘されている.

   この問題を 都議会委員会でも 点検すべきである. この検討によって‘使い勝手が悪い’とういうよりは, 実際に稼働させれば分かるが, 市場作業が混乱して, 作業不能となる, そういう建物仕様であるということになろう.

こうしたお粗末なプランで, 豊洲市場は 設計計画され, 実際にも そのような建物が 設計され, 建てられているのである. となると 次の判断が 市場経営者たる都には求められる;

 

  豊洲 建物としても これで使えるのか この判断が必要

 

   こうなると 豊洲市場移転は, 生鮮市場として 全く使うことができない. 土壌汚染の深刻度だけでなく, 建築されたその建物も, 1000万都民の台所を支えることができないということである.

この市場で扱っている物流量は〈配送回数は 同時運行何百台・毎日総計 何万回数台〉であり, 世界最大規模なのだ. それを 一つ一つの物を 一つ一つの場面で 人の手と判断で 集荷・競り・買い付け仕入れ・分配輸送している物流である. まさに 何万個の生きた人間細胞が関わる人体の血液循環である.

   くれぐれも言っておきたい. 【A最悪没図】をそのままコピーして建築した【豊洲新市場建物】では, この集荷・競り・分配送という個別選択物流を裁くことができない. そういう建物設計なのだということ. 競り・買い付けという市場の通常業務が成立できないということである.

そもそも 【A図コピー豊洲新市場建物】設計者は 実際に運用させたときの 物配流と人間行動の動態解析をしていないのではないのか.

   ★豊洲市場設計者が この動態解析をしてないのであろう. これも監査してほしい.

   さらに言えば, 豊洲移転に対して, 都は 汗水流して築き上げた現築地の人気にアグラをかいて, 市場利用業者とその基盤にある都民に対しての市場利用のマーケティングもやっていないのだろう.

   実際に開場した時 市場関係者が 全く使いづらく, 不便であり, 途中で利用業者が愛想を尽かして他の市場に移り, 市場全体が活気をなくして 早晩 閉鎖となる. 【A図コピー豊洲新市場建物】は 築地改築工事の途中投げ出しと同様に, 没;死に市場建物となる.

    【A最悪没設計】者には,今後 数100年 維持発展させるという, 築地の生鮮市場建築の責務・課題意識;missionがない. それは 依頼者の都の姿勢を反映したものであろう.

 

特別・百条両委員会,及び 行政訴訟裁判で こうした建築問題も 明らかにしてほしい.

A; この豊洲新市場の建物の不備欠陥は, 通常の業務さえ維持できないというレベルであり, 豊洲市場地汚染問題と同様に, この豊洲市場建物の建築設計上の不備も 委員会・訴訟で明らかにすべきである. 全く この数十年間 都は その首脳部のお殿様のアグラかきにより, 為される行政機能が劣化したのであり, その成果物は 使い物ならないということである.

B; 【A図コピー豊洲新市場建物】設計は 実際に運用させたときの 物配流と人間行動の動態解析をしてしたのか, 例えば 円形カーブの所でのカートの運行はどうなのか, あるいは マグロの解体で必要な間口は確保されているのかどうか等 全ての過程において動態解析をしていたのかどうか.

C; そもそも お殿様の下で 市場開設者として東京都は, 築地の評判を勘違いして, 移転して新たな市場を開くにあたり. このマーケティングもしてない疑いがある.

 

豊洲市場廃棄 築地の再生を No2 構想コアの探究

【ブログその2】

建築エコノミスト森山の 築地再生計画の探究

 

 建築エコノミスト森山による 築地改増築プランの核心

【現行築地市場のコア部分】

※以下引用では,

   これを【現況築地市場コアB建物図】とする.

 

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これまで、築地を語るうえで欠かせなかった

特徴的な円弧。

皆さんそこにばかり注目しているのですが、円弧の中心に

注目してください。

実は、この円弧と対を為して機能している最重要な部分

が、なにやら妙なクシ形の部分。

カニの甲羅を外すと出て来るエラのような、手の指のよう

な、ちょっと有機的な形状をしております。

 

※以下引用では,

  これを【現況築地市場コアC建物図】

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これ、平面図には買荷保管所と書いてありますが、現地

では通称「茶屋」と呼ばれている部分です。

これが非常に重要な機能を果たすと同時に、非常にうま

くデザインされているのです。 

  

現在も稼働中の 築地市場 建物の特徴

※以下要約文で;

1) B図の「円弧と対を為して機能している最重要な部分Cが, ‘何やら妙な’クシ形の部分. カニの甲羅を外すと出て来るエラのような,手の指のような, ちょっと有機的な形状をしております.」

このBとC形状が, 「これが非常に重要な機能を果たすと同時に,非常にうまくデザインされているのです.」

これが, 空港のデザインに似ており, ★《ゲルカン・マルクのテーゲル空港》,《パリのドゴール空港》の例を挙げて, 物・人の流れを合理的にデザインすると こうしたフラクタル図形のようになる」ということです.

 フラクタルとは

「自然の海岸線や ひび割れ, 生物の構造等で現れる幾何学的に 複雑な性質を 数学者のマンデルブロが 分析し 数式化したものですが,

特に 決められたスペースや体積で, 長さや表面積を増やそうとするときにも 表れてきます.     」

森山氏が挙げているフラクタル事例として挙げて説明しているものは;

F1; 肺の気管支と肺胞図,

F2; 脳の皮質と神経網ネットワーク

F3; ストロークエンジンのシリンダーに見られるようなフィンや,ラジエータの複雑な折り曲げ

F4; 絨毯織の糸紐の九十九折形                                                                                                                 」

 

 フラクタル理論で重要な提起は 《フラクタル図形は その作業機能の最適化形状がある.》ということである. この指針principle築地市場の増改築案;築地市場再生計画を構想している. その見事さには驚かされる. この探究過程を見てみよう.

豊洲市場廃棄 築地の再生を No1途中投げ出しの最悪没図

【ブログその1】

築地市場の再生計画に 大変優れた構想プランあり

エクセルギーLife/Housing技術開発研究所

 

建築エコノミスト 森山高至氏提案に驚いた.

築地市場の作業工程・仕様・建造は

   現代建築の機能主義を見事に体現した 世界に誇るlegend資産であること

   一方 豊洲市場は 死地に建てた 作業不能となるゾンビ市場であること.

これを フラクタル最適化理論によって解明し,

築地市場の見事な再生建築計画を提起している.

 

 

建築エコノミスト 森山のブログアメブロ)掲載の「築地再生計画はじまりました」を見ていただきたい.

※ここに著者の了解を得て 図面を掲載する.

同サイトには この記事以外に, 「建築事件」の大変素晴らしい解説が掲載されている; 新国立競技場問題, 豊洲市場建築問題など・・・, これらは 所謂イワイル暴露記事ではなく, ‘エエッ~エ こんなことだったの’という 建築界の裏に隠された本当のことが分かる. さらに ‘へェ~エ こういうことを為せば見事に再生できるのか’という 《目が覚める!記事》ともなっている. 是非ご覧いただきたい.

         ※引用では, 多少 文章に加筆し,その加筆部分は     か,または ( )とした.

     さらに こちらのコメントを★で述べたので アシカワラズ.

 

ここでは 途中で工事費が膨らみ, 工事中止となった築地市場の改築問題を採りあげた記事「築地再生計画はじまりました⑬」に注目しよう. 以下 このブログ記事である.  

 

   都が 途中で投げだした【築地市場新築設計建物の設計概図】

 
 

                                                                                                                                  

  森山氏の指摘文

これでは、築地ではない。

世界最大の水産中央卸売り市場として機能しない。

肝心のところが抜けている。 」

 ★全く 作業動線を検討していない, 機械的な方形の詰め込み型という お粗の末設計である.

 ※以下引用では, これを【A最悪没図】とする.

 「

3.工事費用が膨らんでいく

上記2.の工事期間が予想以上に延びることによる影響です。

4.運用に難がある。

市場の中を動きまわるターレやフォークリフトに加え、搬入トラックや買い出し人車両に、工事車両や重機が出入りする様子を実体験したところ、工事を進めていくに従い、やっぱり難しい、という声が上がってきた。

 これらの原因は、手を付ける前にどうして分からなかったのか? もしくは、なぜそういった事態になってしまったのか?

といいますと、これまでいろいろと検証してきたように、現地再生といいながら、完成形の計画を立てるときにまっさらな状態から始めているからです。 築地に元からあるものを (全て)消してから、ないものとして、プランを考えている。だから、こんなプランを立ててしまう。」

※むしろ ‘築地は 銀座周辺に残された唯一の広大な一等地であり, 土地は高値で売れる. 生鮮市は別に土地を取得して建てるから, 築地の増改築工事は, 没になるように 設計案は適当に書いとけ‘としたように感じられるが,どうだろうか. このプランは 物流の何らの実地研究の検討もなく, 理論もなく,ただ スーパーマーケットの売り場と駐車場設計を そのまま機械的に,模した発想である.

さらに 建築エコノミスト森山が言うには このお粗末没プランをそのまま 豊洲市場の仕様にコピーしたということである.

 

 

 

 

後藤健二君は私の教え子です.追悼の集いを願う

過日1月に イラク北部において, IS(暴力殺戮集団)によって殺害されたジャーナリスト後藤健二君は,彼の高校時代  私の教え子でした.この日以降 哀悼の意では収まらない 心の疼きを抱えながら 何かを叫んでいました.そして ある日 目覚めの朝,’啓示’があったのです.後藤健二は  復活・再生し,永遠に 彼の希望・こころざし・意志は 消えない/と.一つの事件があった.日本政府は,あたかも その結末でもって終了した,としていいのだろうか.それで 最初の取り組みとして,追悼集会を催す・催さないといけないと.

次の提案をします.あなたも 共同でともに!※企画賛同には「いいね ポッチ」を

時 ;    未定

所 ; 東京文京区目白 カテドラル礼拝堂(丹下健三作品)

追悼礼拝; 田園調布カトリック教会,および イスラーム教共同で

アッピール

   ノーベル平和賞,および  世界平和ジャーナリスト賞請願

メッセージ;  暴力についての誓願;願いと誓い

  第1メッセージ

  暴力は,人を支配し,人を殺し,生活を破壊しようとする力である.暴力では,国家は統治できない・社会は共同できない.暴力からは 何も  生み出せない.命も,生産価値も,文化も. 人々の幸福も.

  第2メッセージ

暴力に 暴力で対抗することでは,暴力は終わらない.それは  仕返しの繰り返し・報復の連鎖を生む.憎しみを互に増幅させる.

 暴力には,震源があり,その震源には 憎しみのマグマがある.暴力には,凶暴な欲望がある.それを抜くこと・癒すこと・諭すこと.手を差し伸べること.暴力には,慈悲のベールで包み,優しさで抱きしめる ,そういう勇気が必要だ.平和は,安穏ではない.平和は そういう勇気の力だ.暴力をやめさせる・消すのは,そういう共同の力である.

メッセージその3

暴力の背景は,貧困であり,差別であり,それを餌食にするものである.これが,真に対決する化け物である.後藤健二君がメーセージを出したように,暴力によって 虐げられているものを 救出すること,手を差し伸べること,援助の具体的な行動をなすことである.これが緊急の課題である.そして,長きにわたって,系統的に,生活・経済・文化・政治の自立の力を援助することである.そして,国際的な共同の輪の中に手をつなげるようにすることである.著『もしも学校に行けたら』(汐文社

集会文化企画

演出;笠井 叡 ,踊り手;白川直子による

ラフマニノフの主題によるコンテンポラリーダンスでの表出 (2015年3月 世田谷パブリックシアター・ 天使館プロジュース/この公演内容が,後藤健二君への追悼のようなダンスと錯覚を覚えた.)

 

 

エクセルギーハウス出版記念 パーティ ステキな集い

黒岩哲彦著『エクセルギーハウスをつくろう』(コンモンズ社刊)

出版記念パーティ‐   交流と交歓の心地よい集いとなる

 

2014年10月12日(日),《雨デモ風デモハウス》(中央線武蔵小金井駅南口徒歩15分)において,出版記念パーティが開かれた.このパーティは,『雨デモ風デモハウス』(武蔵小金井環境学習館)の建築にかかわってきたNPOグリーンネックレスと,先生の設計建築されたエクセルギーハウスの施主を呼びかけ人にして催されたものである.

長らく自然共生エクセルギーな住居建築を追及し,手がけてこられた黒岩哲彦先生が,その成果をまとめられて,ご著作『エクセルギーハウスをつくろう』(コモンズ社)を出版され,その記念を先生と関わった人の交流の場として催そうということで,なされたものである.

パーティは,先生と繋がって,自然環境運動,‘家を樹に街を森に’を掲げて都市環境づくりをなされてこられた人,自然共生建築に携わってこられた人たちなど,たくさんの方々の大変ステキな交流の場となった.エクセルギー》とは難しい物理学の概念でなく,それは,生命の循環,交流と共生の指針であるといって言い.そういう理解をした方がいいような多彩な人の,「へ~エそんなことやってるノ」と驚き,共感する発表がイッパイの集いであった.

どこか共感して交歓できる人たち,このパーティに集まった人たち,その共通項は何だろう.

  それは自然との交流,人々の交流・共生の輪・絆つくりを大切にする思想であろう.

  エクセルギーとは,生命の営みにおける,循環性の指標であり,交流・共生の指針である.そこで交流しあうことは,その存在の唯一性,すなわちその生命の《かけがいのなさ》である.生命の一生懸命さ,生きているという健気さである.美しいとは,そういう価値のことなのだ.

 

ウ~ンどうも,ここで使った《価値》という概念はしっくり来ない.欧米圏では,《大事なこと》《値:価格》としてとらえがちである.それと関わる単語を拾ってみよう; precious,  importance,  value, worth, treasure, dear ・・・.こうした単語では,どうもしっくりこないものがある.何か根本の哲学が異なっているのではないのだろうか.こうではなく,《存在の唯一性そのものが価値》とするとらえ方,すなわち,それが,日本語の《大切さ》であり,《在り難さ》である.

 

エクセルギー概念が,こうした循環の指標であり,交流の指針ということと捉えるなら,そこから,次のこともまた真理となる.

エクセルギー的な暮らし・住まう・営み’とは,循環性の中で生きること,交流こそ最高の価値とする生き方・営みである.となると,それは,最高の快適性となる.そしてこの快適性は,他者と自己とも.‘共に’であり,‘お互いに’である.すなわち,最高の快適性Most Comfortableとは,自然の循環性の中で生きることが,快適性であり,人々との交流の快適性である.そこを,《一緒快適性Together Comfortableといっていいだろう.ということでは,エクセルギー的な営みとは,命ある他者と自己の一緒快適性のある営みである.エクセルギー概念をこうした指針としてとらえよう.

 

こうしたことを,この出版記念パーティで,様々なステキな人たちの発表を聞いて考えたことです.拙い感想ですが,お伝えしておきます.この集いを通して,自然と社会の循環・交流・共生こそ最高の価値指針とするエクセルギーな営み理念が,より一層集まった人の多様な活動の発表交流から,共感納得されたものとなったのではなかろうか.ではまた,お会いしましょう.

 

自然循環性の最高な快適性の住居を都市部でつくる【シリーズ9/10】

Ⅱ.冬場の暖房:《伝統的な萱ぶき屋根》ではし

30cm厚の萱髄を乾燥させて,中に暖気を保有して,断熱・暖房

囲炉裏を常時焚いて,萱を乾燥,除虫する.

冬場・早春・晩秋はその上昇暖気を2階の蚕室に持っていく.

 

現代技術で《太陽光熱取り込み管》と床下の《温水放熱タンク》,あるいは,《放熱管シート》

仕掛け;   ①受光面は黒体で,最も高い熱取り込み

②管内側に熱反射膜を被覆して,取り込んだ熱を逃がさない.

  ★新築の場合は,これまで通りに《循環熱媒体を水で行う水製管》を勧めるが,改築の場合は,床下暖房をするときは,床下の高さ構造がいじれないので,放熱タンク方式では出来ない.屋根裏も同様である.既存の構造・造作そのままで,《熱媒体をオイルにした太陽光熱取入れ黒体管》を使って行う.このオイル製ならば,夏場で80℃,冬場でも70℃を確保できる.これも,ドイツ製で既に製品化されている.

ただしこのときは,屋根上でつくられた温熱水を夏場・春秋の期間,風呂等の給湯用に使えないので,屋根上搭載パネルを専用で,もう1台設置する必要がある.

★ビル・工場,多人数集合場所では,このオイル製でやればいい.既にドイツではこれが拡がっている.さらに,これを使って,地中海の対岸のアフリカで発電して,ヨーロッパに送電するプロジェクトが始まっているという.

 

 

Ⅲ.室内気の湿度調整:《伝統的な萱ぶき屋根》では萱の層と多様な設置窓の開閉,漆喰壁によって,吸湿・調湿.更に囲炉裏で弱火を常時焚いて,室内気を乾燥

 

現代技術で《輻射冷却・乾燥管》

仕掛け;   ①夜間の輻射冷却・乾燥化させた空気を,屋内に引き込む.

②Ⅱの使用と同じ器具《ドイツ製黒体パイプ》を使って,中の水を抜いてそのまま使用すれば,昼間乾燥,夜間天空冷輻射を取り込んで,乾燥冷気をつくりだすことができる.

          ③設置は,北側屋根全面でなくてもいい.

 

Ⅳ.家屋内に柔らかい風の路をつくる;自然との交流をなす家設計

   多くの住宅建築会社のコンセプトは,温湿環境については,’家屋を断熱して,部屋を完全密封して,その中で,エアコンを使って温湿環境をつくる‘というものである.これが本当に,住まう・営む人間にとって心地よい快適性といえるのか.

      これとは根本的に異なり,和の住居建築は,自然の素材を生かし,自然の原理を巧みに使って,大変驚くべき快適な住空間を成してきた.この長い歴史の中で培ってきた優れた伝統を,全て生かすことが大事だ;

      ここでは,家屋の中に優しい風が通るということの大事さを例としてあげる;

家屋の窓・間取りの設計;

住まいにそよぐ,優しい風をつくる,その路を日本の伝統的な家屋は,巧みにつくっていた.

★南窓は大きく,北窓は小さく.

★出口がなければ風は通らない;浴室,あるいはトイレの窓の作り方

★北側の下窓の効用,土間の効用

★厨房,あるいは階段の吹き抜けの効用

★養蚕ヨウサン農家の屋根・2階構造と吹き抜け・窓の採り方を研究する.

★軒の長さ・高窓の設定,縁側的な空間を使った夏場冷室・冬場温室の効果を生かす.

 

 

Ⅴ.自然を生かす・自然素材を生かす家設計

家屋内部の周囲面を壁はポア珪藻土・漆喰塗りにして,床・天井は天然木板を使うなど,自然の素材を巧みに生かした建築にする.

窓・部屋周囲面・土台等外との接触空間はすべて,完全な断熱にする.

断熱,冷気,あるいはエクセルギーを取り込む,湿気の調整をする等,温熱湿気調整の仕組みを細部まで徹底して工夫をする.

 

住居は,ハウスメーカ‐が作って与えれば,済むというものではなく,住み手自身が何十年も掛けて住みやすく,作り直していくということが大事である.住居設計も,住み手が,住まいながら,そういう手を加える余地を持ったフレキシブルな設計こそ,住まうことで進化することである.住居家屋が一つの生命体として考える,エクセルギーハウスの思想である.日本の住居家屋の年齢は,30年一世代で,4周期120年が最小単位である.年輪を重ねるごとに,ますます美しくなる,そういう家でありたい.そうするには,住み手自身が,住まいを大事にして育てることである.

例えば,京都町屋でやっていたような,シーズン仕様の模様替えは,住むという営みを楽しむということである.ささやかだが,次のような工夫を紹介する.

★雨戸も,鋼板だけではなく,内側に断熱材を貼り付ける.

★西日の入る小窓は,内側戸をつける.

★二階南・北ともに,窓には簾を垂らす.

★夏場,一階南窓はグリーンカーテンを全面にする.

★西壁,西窓には,ワイヤーネットを一面に張って,蔓性の樹木を植えて,何年かかけて覆うといい.

★北下窓の庭には,アジサイなどを植栽して,葉っぱの裏の蒸散気化熱による冷気を取り入れる.

 

建材・用材の選択

ポア珪藻土壁,自然木の適材適所の仕様

庭・外回りとの複合

京都町屋の中庭設定の意味

東京多摩地方の農家庭樹木の植え方

南庭にビオトープを作ると,夏冷気・冬反射光が利用できる.

 

そして街もまた,住居にとって,重要な環境なのだ.

家を樹に街を森に;ビルの壁も,道路面にも植栽をして,街に風の路を設計する.

 

※上記Ⅳ,Ⅴの内容の詳細は,レポート建築士黒岩哲彦設計エクセルギーハウスの全てを見せます」をご覧下さい.

   自然の循環性を活かして快適住空間を創ることで大事なことは,基本の循環性創出と同時に,機能を総体的に作ることである.自然はトータルで,かつ複合エナジーで作用を為しており,それを生かすには,全ての細部に渡って,トータルで為し,複合エナジーな仕掛けが優れた果実をもたらす.


自然な最高の快適性住居を都市部でつくる【シリーズ8/10】

《気化促進絨毛シート》の製造方法

 

※以下の「「    」」内は,特許申請事項に付き,このブログでは掲載できません.

金属・プラスチィック加工メーカ‐様で,実際に製造を試みてみたいと思われる方は,直接に著者にご連絡下さい.

「「

アルミニウムAlの表面加工について

C;エクセルギー家屋内取り込みの鋼板条件

実際の製造方法

《気化促進シート》を貼り付けたシートの用途は広い

」」

 

ここで開発したこの《気化促進シートを貼り付けた鋼板》の使い道について述べてみる.

シート気化冷却方式は,何も波鋼板形状にこだわる必要ない.熱伝導性のあるシートに,気化促進の絨毛を生やして,そこに水を滴下し,風を当てるという仕掛けである.新しく開発したこの建築材料は,我々のエクセルギーハウスの建築材としてだけではなく,広く,夏場の冷却に必要な場所で使うことができる;プラットホーム・工場,養場,街路,競技場等の多人数集合の屋外施設など,既に波板屋根でやっているところは,この《気化冷却波鋼板》で行い,それ以外にも屋外で屋根のあるところは,全てこの《気化促進シート》を貼ったものを使って,それに水を滴下すれば,その空間を冷涼化できる.

鋼板裏側の温度は,現状の鋼板屋根では,真夏で,60℃ぐらいの高熱になって素足では歩けないぐらいになっているが,それを25℃ぐらいまで下げることができる.原理的には,クーリングタワーと同じで,水の蒸発気化熱の採集によって冷却するというものである.後者は,局所的に水をシャワーにして,それに強制風をあてて気化熱を利用するというものであるが,それとはことなり,気化シート鋼板の利用は,広大な面積に水を薄く敷いて,蒸発させようという仕組みである.

※現在,日本においては,現在大きな施設で,ドンスカと電力を使ってガンガン冷房することも当たり前になっている.工場では,クーリングタワーや,水冷ファンによる冷却も普通であるが,《気化促進シート貼り方式》は,これにも劣らない.そして屋根だけでなく,さらには,ガラス窓にも貼って,その裏面を冷却化できる.

この《水気化冷却シートの利用》は,ローテク・ローエネで,大気熱・風を使って,24時間働かせることができる優れものであり,自然環境に負荷がない・居住環境の快適性をつくりだすことができる.

この造作は,すべて開放型であり,大気に蒸気を放出するだけで済む.まさに,これは,草木葉っぱの蒸散による冷却と全く同じ仕掛けである.樹木緑の蒸散の働きをこの気化促進シートで街の建造物を覆って,水を蒸発させるというものである.

道路面自体も緑化をするなどのことも合わせれば,都市のヒートアイランドも,解消できる.東京地方の密集地における巨大な積乱雲の発生成長と,短時間集中豪雨は,この夏にも何度もアチコチで発生しており,この問題の解決は,待ったなしである.冷却のための気化の水量は,緑の植物と変らず,気化冷却性能も植物の緑と同程度を確保でき,都市を緑の樹木で覆おうと同じであり,都市のクールアイランド化が可能となる.

   ★となると,この素材とそれを貼り付けた《気化促進シート張り波鋼板》,あるいは《気化促進シート》は,大きな社会的ニーズとなる開発であるといえる.これを製造しようとするメーカ‐も巨大な需要の開発となることを心してほしい.

※この製造をメーカ‐に急かせる圧力で一番いい方法は,これを特許にして売り込むことであろう.

 

 

この《気化促進シート》素材が開発できない期間は

貼り付けるシートは,今ある既製品で代替えする.

 

第1案

東レ社製長繊維不織布製品名《アクスター

  第2性能レベルを為す素材である.

1)ポリエステル100%のPETボトルと同じ素材でできた,強度,耐熱性,耐久性を備えた不織布で,

形状は,細かい繊維間の隙間をつくり,吸水性・水伝え広がり性が,自然繊維並みにある.

   気化実験では,給水・濡れ広がり・気化等,気化促進に必要な機能は,当研究所の気化シート実験では,ガーゼ等の自然繊維並みの成果が得られている.

2)繊維間隙方向が現行のような広がりに平行ではなく,縦にして不織すれば,吸水性,及び先端蒸発によって,気化促進を高めることができる.だから,布面方向の通水能ではなく,縦厚さ方向の吸水能がほしい.

3)この素材を絨毛化して,それに,親水性コーティングをすれば,かなりの成果が期待できる素材が出来上がる.

 

以上のようなコンセプトで,改変した新たな製品の開発が求められる.

東レには,この外に,植物由来で環境に優しい《エコディア》を原料にした長繊維不織布もある.

 

第2案

《グラスウール》現行のエクセルギーハウスで使用している最も簡単な素材

  第1性能レベルを為す素材である.現行のエクセルギーハウスで使用して,実績実証済みである.


萱ぶき屋根の家原理で,エアコンなしで自然快適性の住居を都市部につくる【シリーズ7/10】の

《気化促進絨毛シート》の素材

凄くいい材料が既に開発されているのだ!

 

《気化促進絨毛シート》の素材条件と形状,及び製造工法

蒸発気化熱の採集でもっとも大事なことは,その現象過程の核心に,フィットした設計をすることである.鋼板に貼り付ける気化促進シートの素材条件と素材の仕様は次の通りである.

 

 

A;水接触面の広大化と風吹き付け形状

水接触面積を広くすることである.その上で,よく風が当たる・吹き抜けて気化を促進できることが大事だ.だから,その鋼板に貼り付けるシートの表面は,絨毛形状が一番いい.

何故に絨毛か

  気化冷却促進シートの表面を絨毛にすることの狙いを考えてみよう.

  絨毛にして水をそこに濡れ伝い(毛細管現象と同じで水の表面張力による)させることによって,空気との接触面積を倍増させることができる.謂わば,蒸発面の平面から空間化するということである.

    ※電気自動車に搭載して活躍している《電気二重層キャパシタ》の開発での核心の一つは,この接合面の空間化であった.その一つが,高機能性の活性炭の開発であり,そのポア細孔のサイズの生成設計であった.絨毛の代わりに,熱伝導性を持つこうしたポア細孔素材で,薄いレンガ状の壁をつくり,そこに水を滴下して気化させる方法もありうる.実際に山梨県の開発企業が,この方式の火山岩スレートを造って発売している.素材が火山岩であり,熱伝導性も高いし.水に対するポアサイズの合致,耐久性等素材条件はそろっている.

同時に,水の性質で,先端結露があるが,それと同じように,《先端蒸発》という現象がある.これは,蒸発するという水の張力関係で生じる現象である.この現象もまた重要である.絨毛形状にするとき『ウィッセル』ことで,この現象を生かすこともできる.

 

素材条件は,気化量を増やすために,水の表面張力による濡れ伝い性が高く,空気の接触面積が広くなる素材であることを求める.それには,素材表面の親水性が重要である.これを考究してみる.

 

親水性コーティング剤A

親水性コーティングは,最近は,基板素材表面に吹き付けて塗布して,曇らない・セルフクリーニング・着氷雪防止等,カー用品などの用途で,広く使われだしている.商品も,丸昌産業社製【セルフェイスコート】など,多くの製品が市場に出されている.ナノ構造技術では,産総研,IHI社製などもある.素材候補を既製品素材の中から選ぶと;一番の候補は,私が見るに,2009年に発表された富士フイルム社製の【ハイブリッド超親水膜】であろう.そのサイト記事では;

★高親水性ポリマーをコーティングする発想での製法である.最表面に親水基を分子架橋構造で成型したものである.

★親水性がもたらす効果として10項が上げられ,その中で用途として,《倉庫屋根,アスファルトなどの冷却効果》とうたっている.

※アルミニウム付着性はあるので,問題は,耐久性である.風通しのいい屋根上日陰で,少なくとも10年間は持つかどうかである.これはメーカー実験をしてみないと分からない.

 

気化現場での冷エクセルギーの分離

水気化冷却装置で,性能の成否を握る大事なことは,気化現場で,冷却されて,残された側の水・媒体の冷エクセルギーを損失なく,採集するかである.気化熱の利用は,この冷暑エクセルギーの分離が核心である.そのためには,熱伝導性の高い素材を配置することが素材設計上で大事となる.

    絨毛形状の場合,この素材の芯Bは,熱伝導性が高いことが素材条件となる.これによって,気化熱を奪い取られたその表面から,冷エクセルギーが,鋼板に伝わり,取り出すことができる.

熱伝導性芯素材B

熱伝導率は幾つかの関連する素材では,次の通りである;単位はW・m-1・K-1

   銅398,アルミニウム236,ステンレス鋼16.7~20.9,ガラス1水0.6

ポリエチレン0.41シリコーン(Qゴム)0.16,木材0.15~0.25,羊毛0.05

この表から選ぶと;アルミニウムAlが第1候補である.熱伝導性・形状成型可・軽量・安全性・廉価等の条件がそろっている.※熱伝導性は,ガラス1(W/m・k)の236倍である.

※水の熱伝導性が低いということは,冷熱採集の現場で,水が蒸発現場と採集素材との間に入り込んでは,効果が落ちるということである.だから,絨毛の芯を熱伝導性の高い素材で造り,それが採集鋼板に直接に接合している状態がほしい.