寝つき最悪・途中覚醒で悩まれている方へ アドバイスと誘眠装置の提案(4/6)
毎日・そして永年眠れなくて苦しんでおられる人へ
EMHTによる誘眠器具Sleeping Toy 手作りでどうぞ
DIY:最も簡単な仕掛け
A:蓄光テープで天井に星座を作り,眼球運動による誘眠
※【蓄光・蛍光テープ】は,自転車などに貼り付ける発光テープという単なる蛍光塗料ではないので間違わないようにしてください. これはその場で光を当てないと光らず,蓄光できません. 光を当てると光るのではなく,光を当てると蓄光して,その後何時間も光るという素材です.その一番いいものを見つけました.
ニトムズ社製Look series【高性能蓄光テープN】
幅20mm×長さ46㎝. 品番T077 価格;698円
放射線物質を全く含まない蓄光性蛍光体ルミノーバを使用.室内蛍光灯で1時間ぐらい(太陽光で30分ぐらい)当てると蓄光して,暗闇で6時間ぐらい残光します.これならば蓄光量が多くて,製作目的の求めに合った充分な光を放てるでしょう.
天井のカットテープによる星座の図形は,次のようにするといい;
1)全体を楕円形にする:地球の公転(太陽の視覚運動)が楕円形だからです.そして,見上げる天空の星群・星座は円球ではなく,楕円視覚だからです.だから一番自然と感じる図形となるのです.
2)就寝姿勢で楕円の長軸を両眼と平行にして目線60度の基準線にして,両眼角度90度の大きさで,次のようにカットしたテープを貼り付ける.
目線60度基準線に,4枚,
その+30度仰角の90度で左右2枚, 更に+15度の105度で左右2枚
そのー30度俯角の30度で左中右3枚, 計 12枚
※目線の中心:楕円の中心には,決して光テープを貼らないこと.そこに無意識に目線が集まって,意識となるからよくないのです.
この仕掛けの良いところは
この簡単な仕掛けのいいところは,電気も使わず,動く操作性もない,まったく簡単な方法でできることである.眼球運動は,上記の発光点を自由に渡って注視すればいい.
だだ弱点は,眼球運動の誘導が強制されないので,頭の思考回転が戻りやすいことである.自己療養によって,睡眠の誘導の仕方に慣れて,軽度となったときには,このやり方で充分である.
ご自分でおまじないを創作する
この眼球運動と同時に,星座めぐりの注視をしながら,オマジナイを自分でつくって,心の中でこれを唱えて自己暗示をかけるといい. 赤ちゃんを寝かせるときと同じで,自分を自分でアヤして寝かせるようなものである.
例えばこんな感じ;
脳内にリズム感を持っていく; 「ユックリと ユックリと」
自己肯定感で自己暗示を; 「イインダヨ イインダヨ(この生き方で)」
「(周りの人の目は)気ニシナイ気ニシナイ.(自分のあるがままで)イインダヨ イインダヨ」
眠れないという恐怖感を取り除く;
「眠れなくてもイインダヨ
(このままでもα波がでているので眠ったと)オンナジだよ. オンナジだよ.」
自分で自分を癒すHealing の歌を心の中でユックリと謡う;
例えば「アベマリヤ」など,大いなるものに包まれているという暗示をかける.
B1:【ソーラ‐発電ライト】でつくる.
最も小さな太陽光発電LEDランプに,緑青色の色セロハン紙を貼って,ウンと薄暗くしたライトを作る. これを日中は,ガラス窓の内側において太陽光を当てて発電・蓄電しておく.
★ソーラ‐発電ライトでつくるときは,【ソーラ‐発電ランタン】が一番合っている.
ホームセンターで1000円ぐらいで売っている.ライトの種類はこの他にもいろいろあってペン型・誘導灯など使えるものがある.
但し購入するときの選ぶ条件は,①受光面積35×35以上で,②ON・OFF2段スウィッチのソーラ‐発電ライトであること,③30分消灯タイマー付きだともっといい.
※1)キーライトという製品があるが,この製品では光量が小さくて誘眠器具としては合っているが,太陽光発電パット面積が20×35と小さくて,曇雨天時には充分な蓄電がされないときがある. そして重大な欠点は,蓄電容量が小さくて,過放電してその後つかえなくなることである. さらに製品の中にはスウィッチが‘押しているときだけON’なので不都合である.
※2)色セロハン紙は,袋状で何重かにして被せるようにする. ソーラ‐受光面は,覆いをしないようにすること. できたらば,LEDライトの本数を減らしたい.2個ぐらいが適当である.
B2:【LED人感センサー付きライト】でつくる.
人感センサー付きのライトを使って,作ることもできる.
これは〈暗闇で人に反応して自動点灯する〉人感ライトである. この使い勝手のいいところは,ライトを振り子で動かせば,人感してライトが点き,止まれば,消灯する. (人が動くのではなく,ライトが動くことで点灯!),また点灯して動かしたいときは,振ればいい. 単三乾電池3本使用で,1年くらいは持つだろう.
★しかし,一番いいという訳ではない.ライトが明るすぎて無駄である.そしてライトの方向が横向きのために,クルクル回って光が点灯時に消えて見えなくなって不都合である.それでもというなら,そのために工夫が必要となる.
※1)明るさがかなり明るいので,LEDランプを2個残して後は取り外す. 電池も,センサーが働く最小電圧にする. それ以外は空電池を入れる.
2)ランプの光の方向を真下にするように,ネットで包んで吊るすなどの工夫をする.
★新たに製品として作るなら,メーカ‐は次のようにしてほしい. ;①人感センサーを付けて,②単三乾電池1本で1年間有効,③緑青単色で1luxのLEDライト1本,④ライト方向は下向きで,⑤大きさは,高さ6㎝の円柱形で/
ライトをゆったり5分間,揺れるようにするには
重しをつける.
重しの重量は,400gぐらいがいいのではないか. ライトとあわせて700gぐらいになる.私の場合は,これを次のように作った.
350mlの小さな寸胴のペットボトルに,小石を8分目ぐらいまで入れて詰めるとこのくらいの重量となる. 振り子の時間をもう少し永くしたいのならば,重量を500gにする.
吊るし方
1)就寝姿勢の目の位置から仰角30度ぐらいの・足元の上当り・50cmの高さぐらいの位置にライトがくるように,天井から紐で吊るす.
2)紐の長さは 180㎝ぐらいはほしい. そうすると, 往復2秒くらいのユックリとした振り子運動になり,重しをつけると,完全に止まるまで5分ぐらいは続けられる. この明りを布団の中に就きながら,眼球で追視して,眼球運動をすればいい.
この仕掛けの良いところは,
1)リズムは,上記のように 1間ぐらいの長さ・重量700gで,1往復2秒くらいで,5分くらい揺れる.そして,自然に運動が小さくなって,最後には止まってしまう. 自分に合った最適な周期運動があるのだろうと思われる. それを調節するのは,紐の長さと重量でできる.
2)太陽光発電LEDランプにしたのは,乾電池と違って,何回でも使えること. 色セロハン紙で覆えば, 緑青色LEDランプがまぶしくなくて,点灯したままでも全く苦にならない明るさとなり,. 振り子運動が終わっても,そのまま朝まで点けたままでいい.
お勧めのやり方
1)ライトへの追視に意識を傾ける. この運動へ意識を掛けると‘頭の中で思考が駆け巡る’がなくなる. 呼吸は深くユックリと整えて‘無の瞑想モード’に持っていく.体全体をこのゆっくりリズムにさせるような気持ちである.
2)振っていくと,同一周期の振り子運動なので,無意識にも追従して「回数を繰り返し,ズット数える」ことが頭の中で自然に出てくるが,これはやらない. こうすると効果がなくなる: 脳内の覚醒意識が薄れない!
3)1~2回振って,瞼が自然に閉じて来る;これが‘眠くなってきた(頭の)状態’と自己暗示をかける;「ヨシヨシ」.この状態になるまで,何回も続けて振るようにする. 3回,4回ぐらいで瞼が閉じかける.
B3:もっと手の込んだキットを作ると
【蓄光・蛍光テープ】を使って,モビール型・吹流し型・紙風船型など暗闇で蛍の飛ぶようなライトを作る. こういう形状にすると, これが振り子運動で動くときに,ランダムに動いてフラクタル幾何図形の動きにすることができる.
B4:もっと永く30分ぐらい振り子運動をさせるには
更に30分ぐらい永く,振り子運動をさせたいならば,錘を1kgにして壁側に垂らして,その引っ張り力を歯車で天井の紐まで持っていく. それを昔あった大きな柱時計と同じ仕組みを振り子の中心につくればいい;その方法は
①錘の移動は,垂直方向の位置エネルギーで,これを歯車で回転に換え,
②昔時計は振り子時計独特の装置である【アンクル】と【ガンギ車】で往復の周期運動に変えていたが,このような正確な周期運動でなくていいので,回転力で長めの跳ねアームを動かし,それに繋げた紐に垂らした振り子が,最高地点に来たら,力が抜けるようにような装置【 】を回転中心軸に作ればいい.そうすれば,そのアームの先端で吊るした紐に振り加速を加えることができる.
これもDIYで自作すると面白い工作になるネ. 是非挑戦してみてください.
(前半部分はここまで2014.02.09完)