都知事宛提案12/14豊洲利用の計画変更;《市場機能を持った集配センター》替え
【築地・豊洲問題シリーズその11都知事宛提案文書12/14】
【本論】
豊洲利用の計画変更;
《市場機能を持った集配センター》替えは 成功するのか
スーパ-直接買い入れ型,及び 個人注文宅配便型に対応する
新たな流通システムの構築は 需要有効・経済合理性があるかどうか
新たな市場設営に対するマーケティング解析
現在 競り市場型でないシステム;小売り・消費者の《生産者直接注文型の流通システム》は 主に次の通りである;
B流通システム; スーパーマーケット等の大手小売り業者の現地買い入れ型
C流通システム; 消費者個人注文品の拠点集配型
この2本の流通システムは, 市場・消費行動で 広がり, 中央競り市場型の流通機構を縮小化させる状況となっている. こうした動向の解析をしなければ, 築地・豊洲の市場経営の見通せない.
このことをどう見るか, 流通機能評価・マーケティング解析をする必要がある.
それは 《小売り業・消費者の生産者直接注文買い入れ方式》の評価と その流通力の原動は何かをつかむことである. このことの洞察から, 豊洲を 《市場機能を持った集配センター》に計画替えをして成功するのか,その計画替えが成功する市場経営の核心は 何かをつかむことができる.
流通機構の進化発展に関わる 次の3課題について 考察する;
A; 流通システムの合理性設計
A1;流通コストと消費者メリット
競り市場を通さない,生産者との直接取引買い方式は, 競り市場を通さないだけ, 流通コストが削減される. その分だけ 店頭価格を下げ, 消費者のメリットとなる.
A2; しかし 流通コストは, 全体として 決して流通コストが下がるわけではなく, むしろ 大手小売り業者・多数化する消費者の生産現地との直接売買契約方式は, 流通の流路が増え, 輸送コスト総額高となる.
A2; 流通路の合理性設計; その作業効率・作業量の最大化
そして その実際の流通宅配状況は, 既に 取り扱い量,それを担う労働状態は,パンク状態となっている. この事態は 各業者の自主的な改善に任せられて,解決できるものではない.
この問題は フラクタル数学の流路問題でもある. その輸送作業量の解析では,
(P多量の生産点producers)●●●
→ ◆ → ● → ●●●(C多量の消費者点consumers)
この最も合理的な流路は, 輸送量に対応した集配拠点◆の設定にある. 1000万都民の台所を預かる東京都地区の場合は, 拠点センター設定は この合理的な設計となる.
ここでは,大事なことは,
この集配拠点センターは 単に集配機能だけでなく,
市場機能を持ったセンターにできないか
である. これを検討・考察・探究してみたい.