築地豊洲問題13-2 現行 築地仕様の優れた固有性;世界に誇れる現役の最先端フラクタル建築様式
【築地・豊洲シリーズ13-2】
現行 築地仕様の優れそれた固有性
築地の現仕様は, 鉄道輸送時代に これに合わせて, 円弧扇型状方式に造られたことが むしろ重要な利点となって 競り市場物流の最も合理的な形態となるように造形されることとなった.
さらに 仲卸の物流作業でも それに接続したポート接岸方式は 合理的である.
これを見てみよう;
【現築地市場建物の流通作業コア部分図】
物流作業過程では 図に見るように 円弧扇形とポート接岸方式の2拠点コアの結合によるフラクタル様式となっていて, この建築様式が 流通建築では最も効率の高い合理的な形状なのである. 築地市場の建物は, 80年前に建てられ, その後 使いこなして変形してきたことによってむしろ, パリのドゴール空港などに見られるように 現代建築の最先端のフラクタル様式となっているのである.
この様式が 如何に作業過程にフィットした形状となっているか,現役稼働の優れた機能性を持ったレジェンド;世界遺産なのか,詳しく見てみよう;
円弧扇型状方式;
F1毎日何千台のトラックが配送して来て
F2その何万品を競り場に並べる.
F3仲卸は, それを順次に回って買い付けて,
★列車はの言葉通り,‘列をなす車’であるが, トラック輸送となっても, 現行の円弧状の形態は, ‘車に列をなさせて順次連続的に荷下ろしをする作業’に最も適した形態である. さらにそれを 市場に並べて競りをして, 仲卸は その場を順次回って買い付ける. この作業過程においても, 円弧扇型状は 最適型状である.
ポート接岸方式;
F4品物は市場側がカートで 自分のトラックポートまで運んで 集配してくれる.
F5ここから 何千台のトラックに順次積み荷して 自分の店へ出発する.
★ポート接岸形態は, 買い付け品をカートで ポートまで配送して, 順次積み荷して出発するには 最も効率の高い,合理的型状である.