生命 自然の交流/共同のいとなみ

エクセルギーなLife&Housingラボ(NPO) 自然の循環性に生きる生活と住まい方/営みの提案交流ブログ

《 学生・一般・教師の 教育交流café図書館 》を

  学生・一般・教師の 教育交流café図書館 》を

 

 多くの退職教師の方が 若かりしときに自主研修として探究した

 優れた教育実践書を 豊富に所蔵しておられる.

 このまま古紙廃棄するのは モッタイナイ.これを寄贈してもらい,

学部学生の自主ゼミと 外に開放された自由な教育交流の場

 となるような, café図書館がつくれないものであろうか

 

 

 

 

 優れた教育実践書・児童書が埋もれたまま, 数十万と捨てられようとしている.

一つの事例でお伝えします. この方は 府中市にお住まいになっておられ, 長年 東京多摩地域で 小学校の教員をなされ, 現在 悠々自適の生活を送られている. 過って 教師時代 授業において 良い実践を為さんと, 教育の力を高めるために 優れた教育実践書を探究し, 研究団体にも所属して 自主研修に励んでおられました.それで 60年代から80年代の中ごろまでの 四半世紀, その時代の優れた教育実践書を多数蔵書しておられます.現在70歳を目前にして 断捨離を思い立ち, その一つとして, これらの教育実践書を古紙として廃棄するつもりでした.しかし これでは無残であり, モッタイナイと思い立ち, 大学教育学部・希望個人の あちこちに寄贈・配り歩きをすることにしております.

また この時代に 研究団体で牽引してこられた優れた指導者も, 他界され, その先生方の存在が 忘れ・消えかかり, その研究で使われた重要な蔵書も, 埋もれたままとなっております. 数学教育では 遠山啓・その朋友の銀林浩, 国語教育の大村はま, 教育実践学の齋藤喜博林竹二,・・・.これらの先生方の教育学書・教育実践書は, 国際的にも 日本の誇れる貴重な教育・文化財産です.埋もれたままで忘れされれて,捨てられる・消え去ることは 本当にモッタイナイと言えます.こうした先生・研究者は 全国にかなりの方がおられます. その蔵書は 数十万冊にも上るでしょう.

さらに言えば, 戦後のあの時代に, 日本を始め,国際的にも 大変優れた児童書・児童文学書, 科学お誘いもの, あるいは それらの翻訳本が, 多くの作者・出版社によって創られております.幼児書では 松谷みよ子, いわさきちひろ・・・, 外国書では 『エリックの 腹ペコあおむし』等・・・, 児童書では 兎の眼,『肥後の石工』等・・・これらの本もまた, 忘れ去られ, 再生紙廃棄されようとしています.

 

寄贈の本の事例

私共の寄贈を希望して,配り歩きをおります蔵書の事例として その一部を紹介します.

算数;授業テキスト『楽しい算数(国土社刊)』,『わかる算数(麦書房刊)』, 『さんすうだいすき (ほるぷ出版)1982』 ※全学年あり. 中学生向けの『数学の広場シリーズ』(全8巻+別巻1)

これらの学習書籍の編集の指針となった 遠山啓先生を中心とした算数教育の改革提起の書籍 例えば 『競争原理を超えて、ひとりひとりを生かす教育』太郎次郎社、1976』, 『遠山啓著作集 数学教育論シリーズ(全13巻)太郎次郎社、1978-81』等,

国語;優れた授業実践を自ら為された‘戦後小学校国語教育の大御所’大村はま先生の伝記・著作多数

理科教育では 板倉聖宣先生の《仮説実験授業》等の書籍

➤ 以上 3分野の寄贈先;大学教育学部, あるいは 希望される先生個人

読み聞かせ・HR朗読, 劇の元本となる優れた児童書多数

   ;『肥後の石工』, 『兎の眼』など              ➤地域の幼児・児童にプレゼントする.

その他, 美術・体育・家庭・技術

※音楽教育だけは 自分らが苦手で蔵書は全く不十分であってない.

□さらには 英語原本の童話・児童書など

   ;小学校教育に導入された英語の授業として活かせる

 

 

  この時代19601980年中頃 の教育は 何であったのか

これらの本は 私たちが 若い頃に, 優れた教育実践書を求めて探究・利用したものです.

この時代;1960年代から1980年中頃までの4半世紀25年間の日本の教育実践は,

国際的にも評価が高く, PISA型教育を先導するフィンランドでも,視察に来たほどでした.

その教育実践は,

戦前型の下達・テストによる知識主義教育を超えて

児童自身が 自らの学習実践をつくりだし, 文化・社会に対する 創造する学力を基本とする

/ことです.

こうした教育実践の指針conceptは, 現在では 都教育委員会主催《東京都教師塾》でも

おおいに推奨されています.東京都公立教育のstrategyとなる大方針といってもいいでしょう.

 

 

大学教育系学部の図書館で 良書を確保し,

それを活かす活動があるということは そのおおきなメリット

これらの良書を大学教育系学部図書館が 確保することは, 大いなるメリットがあります.

□算数教育では 遠山啓,あるいは その友人であった銀林浩先生などから寄せられた寄贈本のコーナー部がある, あるいは 国語教育では大村はま先生, 理科教育では板倉先生など・・・, 古本の額面評価を超えて,こうした優れて貴重な本を 大学が確保できるということは, 大学としては 唯一無二の知的財産を保有するということであり, 名誉を超えて, 自己の格を引き上げることになろう.

□それらが 現在でも 重要な指針となる教育の指導書ととして活かされる.それによって 大学教育における 他と比較した時の 差異性Difference characteristics, 優位性superiority, 唯一性the only natureとなろう.大学の教育でのmarketingで大事な推進発展因子ともなる.

□教師・親もそのように評価するだろう.これが波動して 広く大学の評価を上げる・高めることになろう.

 

             大学では もっともっと高い養成を目標にして

優れた教育理念と実践力を持った教師を育てたい

/それが 勝負所である.

東京都教育委員会が《東京都教師塾》をつくって, 指導力量のある教師を養成し, それをが学生時代に‘手を付けて青田刈りする’ それを‘セコイ’ととらえないで, ‘ヨッシャ それを超える力量のある教師を私たちの大学でもやってみよう’とすることである.大学の教育の養成力が 高まれば, それだけ 大学の評価が高まり,大学の学生の質が高まることになる.この循環をつくることである.それには 大学では もっともっと高い養成を目標にして 優れた教育理念と実践力を持った教師を育てることである.そういう環境を重視してつくることである.

それには その牽引力が必要である.それをつくることが 大学のleadership –nucleusであり, それを支持するのが大学のgovernment body-centerである.少子化・学生減の趨勢にあって, その勝負は 大学の質qualityの勝負である.こころして励んでほしい.

 

   今の今 多くの親・教師が

   自分の子育て・教育を 孤立して為していないか /という不安

そして 多くの教師・親たち, あるいは 現役の教師・大学養成期の学生にとっても こうした良書を全く 知ってもいないのです.どこかの大学教育系学部付属で, こうした著作を 一括蔵書して, 教師養成と 学生と先生, 現役の教師と実践研究者, 教師と親,・・・等の広く多様な教育の交流が為される場がほしいのです.

各学区ごとにでも 親・教師の教育交流の場が欲しい.そのときに それを支援できる交流図書館が欲しいのです.それを 武蔵野大学などの教育系学部を持つ大学が, 合同で, 駅近くに 公の支援を得て設立できないでしょうか.

 

でたら 武蔵野の森の中がいい.

単独では 白梅学園大学, 津田塾大学, 武蔵野大学・・・, 武蔵野美術大学

合同で建築するならば, 西国分寺の 緑の森の広大な《都立図書館》と同じ敷地

に借り受けてもいいでしょう.

 

※例えば 東京多摩地域では, 都立中央・多摩図書館西国分寺駅徒歩7分)があります.特に 都立多摩図書館は、雑誌と児童青少年資料の図書館として「雑誌の特性を活かしたサービスを行う「東京マガジンバンク」と都内の子供の読書活動を推進する「児童・青少年資料サービス」の2つの機能を柱に、都民の調査研究及び課題解決の支援や、区市町村立図書館並びに学校への支援サービスを行っています。」

こうした公立図書館も大変いい趣旨で設立してます.しかし 教師・父母の教育交流meeting は モット小さい規模で,例えば 地域文化センターあたりで,その学区近辺の教師・父母が集まって行うことです.それには 主導的な人が必要です.それは 現役の先生とともに,退職した大年の優れた先生が, 担ってほしいのです.その発信地・支援として 教育系大学の交流図書館がある.

※ここ東京多摩地域でも, いくつかの大学, あるいは 国立旧駅舎保存のための寄付などで, 専門業

 者との提携して 《古書寄贈方式》がはじまています.そのサイトをいくつか紹介します;

□大学 古本募金のお問合せは - kishapon.com www.kishapon.com/

導入・運営コスト不要、広報活動の サポートも充実の「きしゃぽん」へ

□不用品は寄付してください。 | 《公式》もったいないジャパンwww.mottainai-japan.com/

もったいない食糧、雑貨等での寄付支援。活動資金の寄付も受け付けております。 支援団体。ボランティア。国際協力。国際交流。非営利組織。障害者支援。オプション: 日用品の寄付, 衣料品の寄付

武蔵野大学古本募金 むさしのダーナwww.furuhon-bokin.jp/musashino-u/apply/

提携会社バリューブックスにて、買い取られます。 その売却代金は、「武蔵野大学」に寄附されます。 集荷から約10日で「書籍寄附受領書」「お礼状」が送付されます。 皆さまからのご寄付は、武蔵野大学奨学金と教育充実基金に役立てられます。

 

こちらに寄付すれば再利用されるから いいのではと思われるだろう.しかし これらの寄付本は 〈国際標準図書番号ISBN;本にバーコードが付いたもの〉本しか受け取りません.それは1988年日本工業規格に採用されて以降(旧規格は2006年末)に出版されたものです.教育実践・理論図書, あるいは 児童書 育児書の優れていい本は, この88年以降でなく, この時点の前の四半世紀の図書である.

 

 

                                                        

《自然との共生型住居と都市をつくるエクセL&Hラボ》 電話042-325-6442