生命 自然の交流/共同のいとなみ

エクセルギーなLife&Housingラボ(NPO) 自然の循環性に生きる生活と住まい方/営みの提案交流ブログ

滝本舞樺さんを主人公にしたアニメーション映画を

 

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滝本舞樺 タキモトマイカ 北海道厚真高校1

北海道 厚真町を襲った震度7の大地震

昇天201896日午前306

この時間は ちょうど 錦織圭選手の全米オープンテニス 男子準々決勝第1セット第4ゲームの途中であった.TV画面にテロップで流されて知った.

※写真は『朝日新聞digital版2018/09/08』より転載

記者は 河崎優子、井上潜、遠藤美波

★この取材記事に大変感動した.この内容を広く,そして深くとらえて, 多くの人々に届けられないか/という思いで,この次の提案をしたい.

滝本舞樺さんを主人公にしたアニメーション映画を

是非制作してほしい.

 

★滝本舞樺さんを主人公としたアニメ化は, 深海誠監督作品のアニメ映画『君の名は。』のようなImageの感じがいい.しかし内容は もっと深く, 若者たちの心象を捉えてほしい.特に 生き方の問い掛けである.この滝本舞樺さんのアニメーション化は 滝本舞樺さんの生を 広く同年代の若い人たちへのMessageともなり, 心の中に復活させることでもあり, それは 「君はどう生きるか」を求める 多くの青少年にとって,心の鈴の音となろう.そういう作品にしたい.

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 ※長編アニメーション映画『君の名は。』 - Wikipediaより

君の名は。』は、2016年から2017年にかけて、興行収入250億円を突破し、歴代4位となるとてつもない記録を打ち立てた深海誠監督作品の日本のである。 キャラクターデザイン白石萌音,作画監督田中将賀

  アニメ化のディテールとしてのプロフィール 

                                 ;アニメ化希望の動機に代えて

 

以下文面の※印の文は アニメ化のための創作として 著者が挿入したもである.

朝日新聞digital版より)

 A; 北海道の小さな高校厚真高校の1学年22名の小さなクラス

B; 吹奏楽部で舞樺さんはフルートを担当.サックス担当の海梨カイリさんとは,保育園からずっと一緒の友人である.

C;ヘアスタイリストをめざしていた舞樺さんは, よく髪をアレンジしてくれたという

  地震前日の五日にも,「海梨ちゃん 編み込んであげよっか」と言われた.

D; 舞樺さんのお兄さんは 高校3年生.同じくこの地震で亡くなられ父親の捜索が続く中のTVインタビューで,「反抗ばかりしていて 親父には悪いことした.素直に自分と向き合っていなかった.」

舞樺は そのお兄ちゃんを「いいのよ.お兄ちゃんはお兄ちゃんでいいんだから.」と寄り添ってくれたという.

 

※アニメ化のための創作として;「舞樺は あの天使像とどこか似ている.」と言う.この天使像とは, 修学旅行で行った長崎の大浦天主堂の天主堂前に建ているマリヤ像のことである.

顔だちとその醸し出す雰囲気がソックリではないか.アニメではこれへのtransferがありうる.

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➤最後の昇天で,マリヤと一体になる.そのことによって 舞樺の最も大事な資質を形象化できる.この手法は アニメだからこそできるものである.あの宮崎駿は『風の谷のナウシカ』で,見事にtransferした場面構成をして見せた.このような感じでできる.

※アニメ映画『君の名は。』においては, 深海誠さんが 若い人たちの間で流行っている‘異界/異時間へのトタンスファ-現象;トランス状況への心理的転移を巧みに,映画の仕掛けの基本手法に用いたものである.そうなると 滝本舞樺さんの生のトランスファーがあっていい.上橋菜穂子も小説によって‘異世界へのトランスファー’をファンタジーにしているではないか.宮崎駿天空の城ラピュタもまた, 時空トランスファーの典型的なアニメである.

 

E; 厚真地区は, 明治初期の北海道開拓地域の一つで, 新潟県魚沼郡から移って,原野を鍬一つで開墾し, 現在では 北海道でも 隣町のむかわ町とともに有数の米どころなっている.当時のこのことを 曽おじいさんから聞いている.このおじいさんは, 上橋菜穂子さんの小説に登場するよう超精霊の守り人的なおじいちゃんである.

守り人シリーズ(もりびとシリーズ)は、上橋菜穂子による異世界ファンタジー小説のシリーズ作品である。旅人シリーズを含む。全10巻と短編集、作品集、2007年3月より『精霊の守り人』が「月刊少年ガンガン」にて藤原カムイによる漫画版が連載され、コミック3巻にて連載完了した.

北海道東部地震の震災復興のためにも, このアニメ映画が義援することになることを希望する. 幾世代前の北海道移植者の出身地は 米どころ新潟であり, そのトップのブラインド米の生産地魚沼である.震災復興は, 前の町に戻すことだけではなく, 厚真・むかわ地区を 北海道米のトップブランドにすることの目標で再開拓復興するのである.そのために 年配の人たちの根気と粘り強さの遺伝子を持って, 若い人たちの勇気がほしい.ハツラツとした知性がほしい.それを人々への無償の愛を内に秘めて 励ますことになるアニメ映画であってほしい.そうしてはじめて 滝本舞樺さんの生(精)が復活する.

G; 昇天2018年9月6日午前3時06分;

地震のテロップが流れたのは, テニス全米オープン男子準々決勝で錦織が第1セット第4ゲームのサーブを打っている時である.この3時間前に同じく,女子で大阪なおみが準々決勝を戦っており, そして 決勝でS.イリアムズを破って,優勝した.滝本舞樺の昇天と大阪なおみの全米オープンと,何という同時現象か.何か繋がりを為す因を感じる.

 ※大阪なおみのお祖父さんは 北海道根室で,漁業組合の組合長を為されている.

なおみは, 全米オープンの大会の期間中に この北海道東部地震の報道を聴いて,大変心配していたという.

(以上のエピソードは,この期間の新聞報道によるものである.)

 

H; 天変地変と滝本舞樺さんの死;昇天

 滝本舞樺さんの運命と『君の名は.』との天変地変との同型性に驚かされる.『君の』は.時空間をtransferして 巨大彗星が落下して, 幻想世界では 村が消滅してしまっているが, 舞樺さんの現実は, 『ものの姫』で描かれたような, 強大な山崩れにより,一瞬に父親と共に飲み込まれたものである.朝日新聞digital版のカラー写真を見てほしい.これからあの土砂津波の真下に立っていることを想像してほしい.彼女がどういう現実と対面したのかをvirtual-realityで受け取ってほしい.

これが彼女が遭遇したrealな事実である.そのときに一瞬何を思ったか.そして薄れゆく意識の中で,何を幻想したのだろうか.それは虚構ではなく,現実である.

 アニメにおいての手法は, virtual世界とreal世界の交差・転換・転移;transfer現実逃避ではなく, 逆に もっともっと,現実を見つめる・人間の内実を見つめる手法として使いたい.そういう滝本舞樺さんのアニメ化がほしい.

(滝本アニメその1)