睡眠障害は生活習慣病 自己療養のアドバイスと誘眠装置の開発(シリーズ最終版)
視覚エフェクトを使って 睡眠障害自己療養のための
眼球運動による脳内ヒーリングEMHT用に
新たなコンセプトの機器・プログラムを
メーカ‐に求める
【改良コンセプトⅠ】
PCを映像機能で高め,プロジェクト・スクリーンのセットで
TVで画面を配信している映像を見るのではなく, PC接続で,自分で選択・制作できる自由度の高いスクリーン画面を見る時代である.そういうパーソナルな自由操作性の映像受容時代である.その一つとして,寝室で使うPCスクリーンがほしいということである.さらにまた,現行のようなPCとTVの繋ぎでは,外部情報の導入回路,及び映像化回路が重なっており,設計では全くの無駄となっている.
PC自身も,動画・Windows Media Player,視覚エフェクト等,映像機能で高めた,あるいは特化した製品を求めたい. 映像特化機器にするために,現在のPCで必要としない機能・装置は切り取る.操作がわずらわしいだけである.
さらに総合多機能性装置としては,現在のオーディオの搭載機能は,大変優れている.新たなPC映像機(あるいは映像パソコンと呼んでもいい)は,これらの機能を取り込みたい.そうなるとこの新たな映像PCは,別のイメージネーミングでは 映像オーディオと言ってもいい.新たな機器は音楽を音だけではなく,それを映像化して投影する装置にしたいということである.
例えば,□KENWOOD社製『UD-A55』,あるいは『RD-UDA55』を見てほしい.31種類の機能が付いている.映像パソコンに装着してほしい機能は例えば;
1)メモリー機能・曲選択機能,各種音源選択機能等である.
2)再生回数の設定,そして,何回かの再生で,画面をフェイドアウトにする機能がほしい.
2)枕元で操作できるようにリモコンをつける:PCには既にそのリモコン機が付いているか.
3)PC本体自身の自動OFF装置・タイマー機能付きがほしい.
【改良コンセプトⅡ】
視覚エフェクト専用のTV画面,あるいはスクリーンがほしい
現在のTV画面での映像はEMHTにとっては相応しくない;ドット密度・輝度も高い.メーカーは永らく,TV画面として,色彩も含めてこれをいかにして高めるかを技術的に進化させてしたといえる.EMHTは,大脳への刺激による興奮性を如何になくし,局所的に溜まったエントロピーを散逸させて大脳をヒーリングするというものである.だから逆に,A:ドット数, B:輝度をウンと落としたい.更に現在のTV画面では,暗部にも実際は電子が当っていて,刺激性である.これを完全に無くしたい.このことは,プロジェクター・スクリーン方式にもいえる.スクリーンは,むしろ光らない,C:輝度を吸収する方がいいのである.下地輝度ゼロのスクリーンである.
そうなると, 視覚エフェクト専用のスクリーン・あるいは有機EL画面は,これら現行の映像画面と全く異なったコンセプトによって,A,B,Cの条件を持った新た下地輝度ゼロ画面ンを設計する必要があろう.現行スクリーンは既にクロスであるが,有機ELを用いた現行のTV画面も,構造が容易であり,超薄のクロスのようにできるだろう.
この下地輝度ゼロの新たなスクリーンと従来のTV有機EL画面との切替え装置を持ちたい.そうすれば,視覚エフェクト映像も含めた従来のような映像を楽しむことと,EMHT療養の両用が切替え装置でできる.
それができない技術段階では,プロジェクターの方が下地部分の輝度遮断が容易にできるのであり,これによって投影しするスクリーンは,寝室用にはこの三条件コンセプトの新たなスクリーンに架け替えすることである.
画面サイズは,幅50cm・長さ150cmの横長の大画面がほしい.就寝時に壁にかけた画面・スクリーンを眺めて,眼球運動角度が45度ぐらいとなるようにすること.
★この形状;幅と長さの画面で眼球の往復だけでなく,自然造形の運動で眼球運動を誘導したい.
※現在はこの目的で特化した製品は発売されていないだろう. イヤ既に製品化して商品となって売られているかもしれない. 調べてみヨット!是非ほしいものである. 視覚エフェクト特用映像装置・スクリーンである.
【改良コンセプトⅢ】
EMHT療養用の視覚エフェクト映像がほしい
現在の既成で為されている視覚エフェクトのFigureは,図形の動きは縦方向が多くて,このままでは,あまり眼球運動が誘導されなくて,EMHT療養に合ってない. また多くが中心からの噴出し図形である.
このソフト設計を代えて,視覚エフェクトのソフトを新たに設計してほしい.
音・色6要素による電気信号の2次元図形化Figurizationを回路設計する必要がある.
音源電気信号の2次元図形化Figurization
①音の高低,②テンポ,③音量,④音色,⑤光源の色,⑥点・図形の明るさ
音楽の曲:楽譜を映像化して,自然の造形で投影・映像するエフェクトにしたいのである.
★ルックスは選択可変とする. 療養では,ルックスは,1lux以下の極薄光でいい.
★音色分解が大変ならば,元波形を時系列で切断してその区間の音程を12等分して表現してもいい.
EMHTに適合したFigureを
現在の装置・プログラミング・ファイルでいいものは,精々次の2つしかない.
F.シャピロ女史・EMDR療法で使っている眼球往復運動ライト装置
YouTube投稿記事『最強快眠BGM』
EMHT療養用の視覚エフェクト映像がほしいのである.実際にプログラミングして試して交流することで,この映像を進化させたいと願う.EM誘眠で効果的なFigureはどのようなものか,全くこの視点からの研究はなされていないのではないかと思う.
眼球運動を誘導し,脳内局所部位のエントロピー散逸を為さしめて誘眠するFigure:スクリーン図形は次のようなものが設計されることを望む;
①ユッタリ周期性のあるテンポの映像を基本にして,
②左右・上下,中心噴出し形,楕円・双曲線周期形など,
③波動的・雲の動き,水の流れ・波紋,あるいはそよ風的な自然な映像がほしい.
蛍が飛んでいるような感じがいいのだろう. それらは要するに,フラクタル幾何図形である.自然の造形とはフラクタル幾何図形である
映像はフラクタル幾何表現の運動図形とする.
眼球運動によるヒーリング; ユッタリと心が休まる・癒される表現は, 自然の情景が最もフィットしている. それは, 人類の出生の揺り篭ユリカゴである自然と関わっているからである.
進化した人類種が,どうして自然との交流を癒しとしているのかが,説かれている.EMHT用の視覚エフェクトのプログラミング設計にあたっては,是非読んでほしいものである.
その図形的な表現は,フラクタル幾何となる. フラクタル幾何学は,自然の造形の数理解析であり, 自然の造形の真理は,フラクタル幾何にある. だから視覚エフェクトの図形運動で表現させて, EMHT療養で使う眼球運動サポートをする最適なFigureは, フラクタル幾何で造形することである.
それにサポートされて眼球運動を行うことで, より一層の睡眠障害の療養がなされるだろう. ここにこの視覚エフェクトを使った装置の重要性の核心がある.
※一番分りやすい例は,カール・ボーヴィル『建築とデザインのフラクタル幾何学』(鹿島出版会)pg100「楽譜:フラクタル分布の一つの原型」を見てほしい;フォースター作曲『なつかしのわがケンタッキーの家』の曲の一部をフラクタル幾何で図解したものが載せてある. この曲の図形表現で, 高速道路の側壁をデザインにすると,走行する車に乗っている人間の視覚を疲れさせないという.
□三井秀樹『フラクタル科学入門』(日本実業出版社1990.8刊)
最も分りやすいフラクタル幾何美術の入門書である.
図形プログラミングをするときに,同じ著者による□『コンピュータ・グラフィック』(講談社),□『映像革命』(共著,誠文堂新光社)等と合わせて読んでほしい.
(後半部分はここまで2014.02.20完)