豊洲市場廃棄 築地の再生を No2 構想コアの探究
【ブログその2】
建築エコノミスト森山の 築地再生計画の探究
建築エコノミスト森山による 築地改増築プランの核心
【現行築地市場のコア部分】
「
※以下引用では,
これを【現況築地市場コアB建物図】とする.
これまで、築地を語るうえで欠かせなかった
特徴的な円弧。
皆さんそこにばかり注目しているのですが、円弧の中心に
注目してください。
実は、この円弧と対を為して機能している最重要な部分
が、なにやら妙なクシ形の部分。
カニの甲羅を外すと出て来るエラのような、手の指のよう
な、ちょっと有機的な形状をしております。
※以下引用では,
これを【現況築地市場コアC建物図】
これ、平面図には買荷保管所と書いてありますが、現地
では通称「茶屋」と呼ばれている部分です。
これが非常に重要な機能を果たすと同時に、非常にうま
くデザインされているのです。
」
現在も稼働中の 築地市場 建物の特徴
「 ※以下要約文で;
1) B図の「円弧と対を為して機能している最重要な部分Cが, ‘何やら妙な’クシ形の部分. カニの甲羅を外すと出て来るエラのような,手の指のような, ちょっと有機的な形状をしております.」
このBとC形状が, 「これが非常に重要な機能を果たすと同時に,非常にうまくデザインされているのです.」
これが, 空港のデザインに似ており, ★《ゲルカン・マルクのテーゲル空港》,《パリのドゴール空港》の例を挙げて, 物・人の流れを合理的にデザインすると こうした「フラクタル図形のようになる」ということです.
フラクタルとは
「自然の海岸線や ひび割れ, 生物の構造等で現れる幾何学的に 複雑な性質を 数学者のマンデルブロが 分析し 数式化したものですが,
特に 決められたスペースや体積で, 長さや表面積を増やそうとするときにも 表れてきます. 」
森山氏が挙げているフラクタル事例として挙げて説明しているものは;
F1; 肺の気管支と肺胞図,
F2; 脳の皮質と神経網ネットワーク
F3; ストロークエンジンのシリンダーに見られるようなフィンや,ラジエータの複雑な折り曲げ
F4; 絨毯織の糸紐の九十九折形 」
フラクタル理論で重要な提起は 《フラクタル図形は その作業機能の最適化形状がある.》ということである. この指針principleで 築地市場の増改築案;築地市場再生計画を構想している. その見事さには驚かされる. この探究過程を見てみよう.